『LIVE』 Vol.24
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007007を活発にし、健康を保持しようとする治療が行われている。 もしかしたら、マラソンもこれと同じなのではないだろうか。走るのは、本当にしんどい。しかし、走り終わった後にスッキリするのは、体のなかに溜め込まれた悩みや迷いやいろいろな老廃物が、汗と一緒に流れ出たからなのではないか。つまり、故意に体がキツいと思うことをして体内にある嫌なものを刺激し、体の外へ吐き出そうとする。それが走ることの気持ちよさにつながるのではないだろうか。 本当は、この文章を書くに当たって、「なぜ、ランニングやウォーキングをすると気持ちよくなるのか」という素朴な疑問を出発点とし、走ったり歩いたりすると脳のなかで「癒しのホルモン」といわれるセロトニンの分泌が活発となり、ストレスや不安が抑えられるのだ、という話へ帰結させようと考えていたが、書いているうちにそんな小難しい話はどうでもよくなってしまった。走ったら気持ちいい。走らなければわからない。それだけの話じゃないか。本当に単純な事実だが、私たちが走る理由は十分、そのなかにある。 確かに、ランニングにしろ、ウォーキングにしろ、リズミカルに足を動かすことは心にとって良い影響を生む。ノルウェーの精神科医マーチンセン氏の実験によると、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を1日1時間、週に3日行った場合、うつ病の症状が大幅に改善されることが分かっている。しかし、そうした研究結果が私たちの「走りたい」というモチベーションを喚起するだろうか。それよりも、私は以前、取材をさせていただいたあるランナーの言葉がたえず心に響いている。「42・195㎞を走り終えて、その先で待っている自分に会いたい。そのために、走るんです」。私たちにはじめの一歩を踏み出させる動機として、これ以上、確実なものはない。
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