『LIVE』 Vol.25
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シウムやタンパク質をはじめとするバランスのよい食事も重要。野菜ばかりしか食べないようなダイエットはご法度だ。こうした運動器の健康土台を若いころから50歳になる前につくっておかなければいけない。 本当のアンチエイジングとは50歳からの30年間という人生を、元気に闊歩できること。50歳になって「若返りたいわ〜」というのでは少々まずい。今のうちから「ロコモ」対策という意識を持つことが大切なのだ。AGINGWithHow to be happyでも何でも、一番を取るのは嬉しいものだが、ここに大きな問題がある。 今から約60年前、終戦直後までは1947年(昭和22年)の平均寿命は、50歳そこそこだった(1947年、男性50歳、女性53歳)。それに比べて私たちは、なんと30年も長く生きるのだ。 三大死因が、がん、心臓病、脳卒中だから、つい内臓器のことばかり気にしている人も多いようだが、要介護になるトップ5の要因は、1位脳卒中、2位老衰、3位認知症、4位骨折・転倒、5位関節症。これをみると、内臓器ばかりでなく、骨や関節といった「運動器」の疾患も見逃せないのである。「運動器」とは、骨や関節、さらに筋肉や人体、腱、神経といったカラダを支え、動かしたりする器官のこと。ロコモとは、この運動器の障害による要介護や要介護のリスクの高い状態をいうのだ。「要介護? まだまだ私は若いし、関係ないわ」と思っている人も多いだろう。しかし、身の周りにいるお年寄りを見てみよう。横断歩道を青信号で渡りきれなかったり、階段を昇るのに手すりが必要だったり(ロコモチェックを参照)。若いころは足腰に自信があっても「ロコモ」になってしまう可能性は十分にあるということだ。 なぜか。運動器の障害は徐々に進行し、気づきにくい。しかも人生50年だった頃より、運動器を必然的に長く使いすぎているため誰もロコモ予備軍になりやすいといっても過言ではない。あなたは、膝が痛い、腰が痛いという自覚症状がないだろうか? これはもう立派な運動器の不調。なんと50歳を過ぎると7割以上がロコモの可能があるともいわれるのだから、他人事ではない。ロコモの原因は、3つ。バランス能力の低下、筋力の低下、骨や関節の病気(骨がもろくなる「骨粗しょう症」、膝の関節軟骨がすり減る「変形性ひざ関節症」、腰の神経が圧迫される「脊柱管狭窄症」などが代表的)。 ではどうしたら「ロコモ」を防げるのだろうか。 ロコモにはなりやすい、なりにくい人がいるという。その違いは、「日常的にカラダを動かしている人とそうでない人」。この『日常的』というところが大きなポイントで、週1回激しいスポーツをすることではない。むしろ急激な激しい運動は関節や軟骨への負担が大きいからだ。毎日、こまめにカラダを動かすことが大切。ウォーキングやストレッチもいいだろう。じつはラジオ体操でも十分なのだ。もちろん骨量や筋肉量を減らさないためのカルロコCheck1. 片脚立ちで靴下がはけない2. 家のなかでつまずいたり滑ったりする3. 階段を上るのに手すりが必要である4. 横断歩道を青信号で渡りきれない5. 15分くらい続けて歩けない6. 2㎏程度の買い物をして 持ち帰るのが困難である7. 家のやや重い仕事が困難である (掃除機の使用、 布団の上げ下ろしなど)※1つでも当てはまればロコモである可能性がある。症状が悪化しているようであれば医師の診察を。また日本整形外科学会が推奨するロコモーショントレーニング(ロコトレ)で早めの対策をこころがけよう。(社)日本整形外科学会 「ロコモパンフレット2010年度版」より抜粋「ロコモティブシンドローム」という言葉を知っているだろうか? 「ロコモティブ」(Locomotive)とは、[運動の]という意味で、「シンドローム」(syndrome)は[症候]。つまり日本語では「運動器症候群」と訳す。 日本整形外科学会では、「骨や関節、筋肉などの動きの信号を伝える神経が衰えて、立つ、歩くという動作が困難になり、要介護の状態や介護リスクの高い状態」を指す言葉として「ロコモティブシンドローム」を提唱している。略して「ロコモ」。なんだか可愛い名称だが、じつはメタボと並んで深刻な社会問題となっている。 平成21年、厚生労働省の発表した日本の平均寿命、男性79歳、女性86歳。ともに4年連続で過去最高を更新している。日本女性は25年連続世界一!! かけっこ?いつまでも元気に若々しく生きるためにメタボだけじゃない「ロコモ」に注意!片脚で立ったまま、靴下をはけますか?出来ないひとは、要注意ですぞ。文:土原亜子024

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