『LIVE』 Vol.26
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こうするうち約一週間が経ち、全員でダウンドッグのポーズをしていたときのことだ。先生が私のそばへやって来て、「そう! それだ。その姿勢を忘れないように」と声をかけてくれたのだ。先生に背中をポンポンと叩かれた瞬間にこみ上げた熱い気持ちを、私は今でも思い出せる。どんなに難しいポーズができたときよりも嬉しくて、手探りで歩いていた暗闇をようやく抜け出たような気がした。今まで収まりの悪かった体の中心がようやく定位置に落ち着いた。そして、体の中心が定まって初めて、手足がまっすぐ伸びたのだ。「できない」「苦手」だと思っていたのは、私の勝手な思い込みだった。「私はこの動きが苦手だ」「どうせ、正しいポーズなどできはしない」と思えば心の歪みは体へダイレクトに現れて、体の中心はずれ、背筋は強ばり、呼吸は止まり、できるものもできなくなる。しかし、「できない」「苦手だ」という先入観を根気よく取り除き、たった一つの呼吸さえ見逃さないように注意深く体の様子を観察すれば、私たちは体と意識がより深いところでコネクトする心地良さを感じるはずだ。こうして余計なものをきれいさっぱり取り除いて心と体が密な距離でつながったとき、初めて体の軸がつくられるのだ。つまり、これが「体幹」ってことなのだ。体幹を始点にエネルギーが全身の隅々まで流れていく様子をつぶさに観察するとき、私たちの心は凪いだ海のように、なんて穏やかになるのだろう。「できない」「しんどい」という頑なな思い込みに捕われず、自分自身をごまかさない。何度だって失敗と挑戦を繰り返す。こんなふうにして育まれた心と体はやがてしなやかなものとなり、いつしかたくましい「幹」となって多くの枝葉をつけるのだ。しなやかな、体幹
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