『LIVE』 Vol.26
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体幹って何?もしかして勘違いしているかも。フィットネス業界では「体幹」ブーム。体幹を鍛えよう、体幹を安定させようなどといった言葉が並ぶが、ところで「体幹」っていったいなんだっけ?体幹部にアプローチをする代表的なエクササイズといえばピラティス。そこで、ピラティスのフィジカルトレーナー・石川英明さんにお話を伺った。取材・文:土原亜子撮影:長塚健猫背気味は、肋骨が十分に開けず、横隔膜をあまり動かせず呼吸も浅くなる。石川さんは、肋骨を開いて、横隔膜を十分に動かし、十分に呼吸ができる。これは腹筋に力を入れている状態とは異なる。「体幹を鍛える」という発想自体がピラティスの考えとは異なる、と石川さんは言う。そもそも私たちは深層の筋肉だけ動かすことはできない。体を動かそうとすれば、表層の筋肉も深層の筋肉も同時に動く。つまり、インナーマッスルを鍛えようと意識しても、結局はアウターマッスルも鍛えられるのであり、その逆もしかり。体幹ではもっと重要なことがあるという。「まず、なぜ体幹が大切なのかからお話ししましょう。さきほど申し上げたように体幹は、肋骨と骨盤、背骨という骨格に囲まれた臓器とその周りについている深層や表層の筋肉です。臓器は我々が生きていくために健康で正常な働きをすることが第一です。そのためには臓器は所定の位置になくてはいけません。臓器を所定の位置につねに保つためには、枠組みをつくる骨、そして支える筋肉がないといけませんね。こうした健康の基本が、崩れている人が非常に多いのです。その例として猫背が代表的でしょう。猫背は背骨が曲がっている状態をイメージしやすいですが、よく見ると、両肩が内側に入り、首から顔がやや前に出る。肋骨も内側に入りこみ、背骨が曲がっています。こうした狭まった骨組みのなかでは、そこにある肺は縮こまり、膨らむ、収縮するという本来の生理的な機能も十分行えなくなるのです。 つまり胸郭が動かせないとその空間にある横隔膜(呼吸に連動する筋肉)も動かせません。これは運動をせず姿勢が悪い人だけでなく、筋ト2レーニングをしすぎてなる人もいます。つまり、体幹が大切だというのは、こうした臓器がいっぱい詰まっている場所だからなのです。健康の基本となる臓器を所定の位置に置くこと、これをピラティスではアライメントを整えるといいます。そこで体幹の重要なポイントのひとつは、アライメントを整えるという発想なのです」1体幹は、インナーマッスルのことではない!胸郭と骨盤の間には、臓器があるわけです。まずは、体幹には、この臓器という「空間」があるということをきちんと理解しなくてはならないのです。そこで、私たちピラティス指導者は、体幹の定義を、胸郭と骨盤、そしてそこに囲まれている臓器、その周りについている深層や表層の筋肉であると捉えています」 体幹についての定義は人によって千差万別だという石川英明さん。とくにピラティスを開発したジョセフ・ピラティスの示す体幹の定義とはかなり異なって解釈されている場合があるとも。「体の幹という字を書きますから、一般的に「体の軸」、または「体の中心」などと置き換えて説明されることが多いですよね。さらに、その体の中心や軸を、四肢を除いた胴体の深層にある筋肉、いわゆるインナーマッスルのことを指していることも多いようです。すると「体幹を鍛える」とは「インナーマッスルを鍛える」ということになります。 しかし、ジョセフ・ピラティスが開発したエクササイズ「ピラティス」において体幹とは、インナーマッスルのことではありません。胴体の本当の深い部分にあるものって何かわかりますか? 答えは、「空間」です。つまり胴体の一番奥には臓器があって、その中は、「空間」でしょう。Q&A体幹は「鍛える」のではなく「整える」ことが大切!01Q&AQ&AInterviewPilatesGoodsReebokTaikyokukenYoga006

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